硝子の瞳 人工の繊維 合金の骨
自分の悲鳴に気付かずに
ある日突然軋みだす
ギシギシ自分を削っても
錆びた体は止まらない
ゆっくり歪みは侵食し
やがて錆びて腐って溶けていく
壊れかけたこの体
オイルの臭いが滲みそう
息を潜めて隠してる
誰にも気づかれないように
このまま自分が壊れても
きっと世界は変わらない
歯車でしかない自分
気づきたくなくて目を瞑る
私は死んで、生きている
硝子の瞳 人工の繊維 合金の骨
自分の悲鳴に気付かずに
ある日突然歪みだす
たとえ瞳が曇っても
壊れた体は止まらない
ゆっくり軋みは浸透し
やがて錆びて腐って溶けていく

そんな壊れたこの体
今にも腕が千切れそう
息を潜めて(こら)えてる
気づきたくはないからと
このまま自分が壊れても
きっと世界は変わらない
そんな証明したくない
だから見えない瞳で前を見る
たとえ機械でも私は人間
20072/26
壊れてないまだ動く
言い聞かせて自分を騙す
壊れてるもう止まる
解っていながら自分を騙す